2015年04月15日

題詠まとめ041〜060

041から060までのまとめ。詠む都度、060まで記事に足していきます。
この春を一段と慌しく迎えて詠むペースも一段とスロウに。肩の力も抜こうと短歌を詠むのは暇なときと決めました。コツコツ、ペースを崩さずとはうまくいかないものです。
身近な心情を詠うようになったのはこれまでの40首を経ての成果……かな?(笑)

043、慣れない旧かなで、つとに友人や私の眉をひそめさせる魑魅(すだま)のことを。
044は他の題詠ランナーさまの歌が"らくだに乗った経験"がなさそうだったので、体験談。
046は3.11の記憶、047は住んでいた街の記憶。
050は2007年「とひ答ヘ」という記事にコメントした短歌詠い始めの頃のもの。題詠半ばを迎え、初心に戻る記念として。
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041:扇
まろやかな酢であるらしく扇ぐ手の二つゆっくり花ちらし寿司
042:特
特別な人を愛したわけでなく笑うと笑う縁を愛した
043:旧
手馴らしの余裕と言はばかもしらず旧きすだまをもて扱ひけむ
044:らくだ
まえうしろ前へ後ろへ吾は揺れらくだの背平ざらざらと触る
045:売
恋人を忘れられない胸穿ち染めた靴です、安く売ります
046:貨
ゆっくりと海へ引いてく貨物船ここから陸よまた満ちてゆけ
047:四国
別府から四国い見ゆる振り向けばきっと泣くけん海だけ見ちょる
048:負
ぬかるみに挑んで開く我が足の実のところは負け続けてる
049:尼
尼崎「が」の字どちらに入れるかと悩むケーキを切り分けながら
050:答
とい答え いとよりかけし白露のたまをも落とす その脆き縁
051:緯
太陽と名つく果実に刃を入れる北緯あたりは深く静かに
052:サイト
メモリアルサイトといえばぎこちなくあなたをよんでただ泣いてきた
053:腐
凍み豆腐、夢見るまえの手放しで泣いてたきみをボクは知ってる
054:踵
深深と踵踝あたりまで日日わたくしの煮こごり溜まる
055:夫
夫とは二人と書いてつまと呼ぶ おんな大の字、おとこ太の字
056:リボン
柘榴割れ零れるような微笑みにリボンをかけた女(ひと)でありたい
057:析
分析をすればするほどすればするほどしなくても分かりあえない
058:士
先端の反対側はこけし状、木製。武士の食べもの代わり。
059:税
税込みの弔いひとつ賄えり持たざるものの燃やす哀しみ
060:孔雀
されば問う「あなたが王か」虹ふるいミャオウと重ね宣ぶ孔雀よ
ラベル:短歌
posted by きむろみ at 23:45| 題詠まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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