2015年03月08日

題詠まとめ021〜040

021から040までのまとめになります。
他の方の詠み方も学びたくて、このステップでは他の方の作品を読み歩きしています。
そうこうしている内に、022砕 で自分の名前を入れずにトラックバックしてしまうというミスをやらかしてしまいました。
これから先、同じことをやらないようにせねば……orz
当該記事は更新時に040まで出来あがっていません。その都度少しずつ増えていきます。
ちょっとずつ進歩していきたいな。

021の鬼は本来異体字の「」※一字目、ツノ部分の無い字形 で表しますが、題詠に当たっては常用漢字までを使うことにしました。
025は震災4年目としてひとつ詠いました。お題をみた瞬間これ以外思い浮かばなかった。。。
034、"百合さん"は仮名。数年前、交通事故の救出現場に立ち会い救助者を目の前で看取った。その際の女性のしぐさが今でも忘れられない。
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021:小
その声も聞かず私を追い越して角に待つ鬼、小さき吾子よ
022:砕
高貴な食べ物のように摘まんでも蒼く砕けたじいちゃんの骨
023:柱
赤く塗り帆柱のごと二本立つ。くぐれば犬か狐に出会う。
024:真
真実はいつも一つと言う人も恋は一度じゃ終わらないこと
025:さらさら
さらさらと粉、雪、さとう、塩釜市、生きてくときのこわれゆくもの
026:湿
暗湿なところに住まい腹面の伸縮で這う雌雄同体
027:ダウン
余所事や壊れものごと包み往くホンダウンソウ・カブシキガイシャ
028:改
改造を終えた心でもう一度お花見に行く 寝ない子でいる
029:尺
地図を往く尺取り虫の指たちももうすぐ羽ばたくのだね、月曜
030:物
縦書きに流れる涙 この国の物は変われど変わりえぬ事
031:認
認めても認めなくても減る口をもたない父は要介護1
032:昏
こんこんと鳴くのはきつね昏々と眠るまで聴く家鳴り渡る夜
033:逸
ただ椅子に腰掛けている人波を逸れて目だけで駅員になる
034:前
百合さんが今際の際の手を前に伸べる こちらが明日なのだね
035:液
液状のいのちに肉をつけていく膨らむまでの刹那を愛す
036:バス
「トイレではなくバスである」厳かに探す薬局洗剤の棚
037:療
やわやわと歩かぬ吾子を抱えこし療育手帳の青を踏みつく
038:読
ぎくしゃくと木目の匂いさせながら声あげて読む人まで春だ
039:せっかく
せっかくの折り目をそっと撫でながら伸ばせば人も変わるだろうか
040:清
耳削いだ古書深海の紙魚になり ことばむさぼる児島清文
ラベル:短歌
posted by きむろみ at 23:13| 題詠まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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